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良い漁師

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第17.1回目

オバマ大統領が就任してから3週間たちました。なかなか素早い行動や米国民に対する対話が印象的です。なにわのこにたんです。いよいよ世界的な経済の
動きが始まりましたね。うまく立ち回るのには、良い漁師が必要だそうですよ。
本日は松藤民輔さんの最新作(策)の紹介です。

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『超・投資勉強法』

松藤民輔/講談社
ISBN978-4-215216-7

ネオン世の中、天才はいるものですね。
今日は、以前ご紹介した松藤民輔さんの
最新刊をご紹介しますね。
ここまで紹介したらまずいかなとは
思いますが、あえて書いてしまいます。

松藤さんは投資とは透視することだと言い切って
いらっしゃいます。
細かいルールやテクニカルな指標に没頭するより、
投資には、大局観を持つことだ重要だそうです。
良い漁師には海鳴りが聞こえる。遠くの危険なことが
感じられ、行動(避難)できるそうですよ。
また、良い漁師には潮目が見えるとか。
一般的な経営指標を見ていたら勝てない。
例えば、PER, PBR, ROE, Qレーシオなどは
今の環境では、全く役に立ちそうにありませんね。

え、大局観をもてない人はどうするのかって?
あなただけの秘密ですよ。
松藤さんのこの一冊をスミからスミまで、
何回も読み通すことです。松藤民輔先生の
他の本を読まなくても、この一冊さえ読めば、
来るべき時代に対応できるかもしれません。
ブロッグ『松藤民輔の部屋』も読んでると
役に立ちそうです。もっとも有料ですが・・・。

松藤さんは山師(?)であることは、覚えておいてくださいね。
なんといっても、日本で第三番目の金鉱山を
所有する方ですからね・・・。

ところで投資するには、虫の目、鳥の目、魚の目が必要なんですって。

(1)虫の目
 目の前にあるものをキチンと正確に等身大で直視すること。
(2)鳥の目
 上から俯瞰するような見方は必要ですが、トレンドという
 大局観を持つこと。デイトレーダーで富を残した人はほとんどいない
 という現実です。
(3)魚の目
 正確には見えないがおおづかみで網羅できる目。投資は、一次関数では
 ない。複雑系である。株式は現実の経済活動を反映している。例えば、
 株式、債券、商品(原油、小麦等)、為替、不動産すべてが何らかの
  影響を及ぼしているそうです。
 
その投資の力を鍛えるには、テープではないですが3Mが必要です。
『学ぶ』、『まねる』、『待つ』の頭文字の3Mですよ。

巻末には30の金言が並んでいますよ。
噂で買い、Newsで売る。皆、Newsで買ってますよね・・・。

株式は何と連動して動くのでしょうか?
松藤さんの発想は飛んでいます。

本書では投資の尺度として10種類あげています。
特に、(1)(2)は、昨年9月10月の米国の株価の大暴落を
予知していたように数ヶ月前から暴落しています。
驚きです。

(1)BDI(バルチック海運指数)
   外国不定期船の運賃指数。原油や鉄を運送する回数が
   多くなると、海運指数があがる。
(2)銅先物指数
   景気の指標となっている。(1)のBDIと同様に暴落している。

株式の大暴落がどうかを判断するために、同時か少し前に先行する指標として
(1)VIX(恐怖指数)
   シカゴオプション取引所が作った株式市場のばらつきの指数。
   大暴落時は極端に大きな数値となり、投資家の心理をあらわして
   いるそうですよ。
(2)GSR(ゴールド・シルバーレシオ)
   銀に対して金の価格の比率。極端に大きくても低くても
   株式が暴落する予兆だそうですね。
(3)DX(米ドル指数)
   ユーロ・円を含む6カ国のに対して通貨ドルの強さを表す指標。
   米国の株式が暴落するとき、ドルは強くなる。(為替が高くなる)
   不思議ですが、現在、円だけがドルに対して強く、他の通貨は
   すべてドルに対して弱くなっています。


米国株式と原油、商品は正の相関があります。
商品としての金(装飾品等の実需)も正の相関です。
理論的には原油の上昇は企業業績の上昇に
つながり株価を上昇させる。
でも、大暴落の時には、米国株式と金は負の相関
(逆に動く)があるそうです。
ビッグピクチャーという、米国株式と金の関係が
20-30年の範囲で説明されていて、これからの金の
動きがわかりますよ!!!


松藤さんは、米国株の直接的な大暴落は不動産価格の
下落だと言ってます。
サブプライムローンは数学の天才の芸術作品。
でも、不動産の不払いが同時に起きる確率は
100億分の1と仮定していましたが、現実には
簡単に起きてしまいました。LTCMがロシアの
デフォールト(借金を返さない)が原因で破綻したのと
同じです。結局、机上の確率論はあてになりませんね。

現在の大恐慌は
セオリー(理論)からヒストリー(歴史)への変更に
よる知的崩壊だと結論付けています。
人類の歴史は繰り返されるようです。

ちょっと、難しすぎましたか?

よく読むと、凡人が考えているのとプロの考え方には
雲泥の差があります。プロになるには1万時間が必要とか。
道のりは険しいですね・・・。

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タミーここまで読んでいただいた方には、感謝します。
時代を読む人にショックを受けましたか?
メタポーチにタミスケとでもミドルネームを
つけてみるかな。食べたい時にこにたんを吠える犬。

本件に関して、なにわのこにたんは一切責任は持ちませんので、各自の投資判断でお願いいたします。投資を推奨するものではありませんので、ご注意を。(なにわのこにたん


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有名な指数のURLを書いておきます。
インターネットで簡単に情報がえられます。
でも、会社では見ないほうがいいですね!!!

BDI(バルチック海運指数)
http://www.investwalker.jp/shisuu/Baltic-Dry.shtm

VIX(恐怖指数)
http://www.cboe.com/micro/vix/pricecharts.aspx

GSR(ゴールド・シルバーレシオ)
http://stockcharts.com/charts/gallery.html?$gold:$silver

DX(米ドル指数)
http://quotes.ino.com/chart/?s=NYBOT_DX&v=d12&w=1&t=f&a=50

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コメント(2)

金融工学を駆使して金儲けをしようと大学院で金融経済をかじったことがあります。その後、いろいろな経験と思考錯誤の結果、私の辿り付いた結論は、「人々のマインドが最も影響力のある要素」、というものでした。ご参考まで。

キムチ様

おっしゃるように、マインドが未来を作るようです。
デカルトの「我考えるゆえに我あり。」という言葉は、
この年になって、やっとわかりました。マインドですね。

なにわのこにたん

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