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2008年9月アーカイブ

神秘

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第6.2.1回目

 今年もあと3ヶ月。すっかり秋らしくなりました。皆さん、お元気ですか?なにわのこにたんです。
今回は、神秘の占いに関するお話です。ジャンルが多岐にわたるけど、大丈夫かい?任せてください。

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神田昌典、来夢
『なぜ春はこない』(実業之日本社)
 ISBN-10:4408395242
 ISBN-13: 978-4408395241

季節判定


 いきなり、質問です。(前回と同じか?)

Question:
 皆さん、占いを信じますか?
Answer:
 ・・・・。(各人で答える)

54b9dc0a.gif 旧約聖書に、「すべての人の職分を知らしめるために人の手に示されたもの」と書いてあるそうです。アリストテレスも手相を研究したとかしてないとか。遺伝子の組み合わせが人の未来を創っていることを考えると、各自が異なる手相だったりや、生誕時の星の影響も何か秘密があるのかもしれません。


 こにたんは、学生の頃、なぜか台湾の留学生と知り合いになりその方に、中国の占いの初歩を習いました。紫微斗数という四柱推命よりも下位の星占いですが、60年X365日X12の26万通り強以上の人の運勢がわかります。天命というのは、生まれながらにして決まってるそうですが、宿命を変えることも人の努力により可能だそうです。(中村天風:君に成功を贈るより)

 普通の人は、占いのことを話題にして話しますよね。朝、テレビで血液型占いとか、星座占いを見て、喜んでいませんか?私もそうですが・・・。血液型はたった4種類。星座占いもたった12種類。当たりそうにないですよね。でも、星座で120度の関係(誕生日の±120日離れた星座と同じ星座)は、相性が良いですよ。過去に出会った人で、なんとなくしっくりいっている人はこの関係かも。あなたが水瓶座だったら、天秤座と双子座は相性がバッチリ。

 成功する人は、普通、占いを信じないといわれています。でも、大富豪や国を動かす政治家クラスになると、お抱えの占い師を使っているようです。古い話ですが、レーガン元大統領の奥様ナンシー婦人がトランプ占いや色々な占いに傾倒されていたのが思い出されます。

 おいおい、君の意見はわかったけれど、本の紹介はどうしたんだい?

 忘れてました。お待たせいたしました。(笑)

今回は、あなただけに教えます!!!
人生の秘密です。
絶対他の方に教えないでくださいね。
本当は、2-3日で、公開するのをやめようかなと思っています。


神田昌典という、世界から注目される日本一のマーケッターをご存知ですか?

なぜ、マーケティングと占いが関係あるのか?
それは、マーケティングの神田昌典先生と占い師の来夢先生との出会いから始まりました。

マーケティングを勉強した方は、S字成長カーブをいう言葉をご存知だと思います。

『俺は(私は)、知らないよ。』

『失礼しました。』

 ビジネスや商品は、4段階の成長をとげるという理論です。(確かコトラーかな)
導入、成長、飽和、撤退の4つの段階を経ます。この4つの段階は不思議なことにすべて同じ年数となるようです。たとえば一つが7-8年とすると、4倍して、企業30年説となります。

 四季占いにおいては、人は、4年毎に、『冬』『春』『夏』『秋』へと移っていきます。12年で一巡します。ひょっとしたら占いじゃなくて、人生における12年サイクルのバイオリズムかもしれません。

マーケット理論と占いの周期がよく似ているということが、神田先生と来夢先生が一緒に話されていてわかったそうです。一流のマーケッターとしては胡散くさそうな話ですが、神田先生の講演を聞かれた方は、結構、四季サイクルをビジネスに利用されているようですよ。失敗学の実践版かもしれません。

(1)『冬』

浮かんできたアイデアの種をとにかくこの季節に蒔きます
この時期に種を播いておかないと、春になっても芽がでることはありません。
試行錯誤が大変な、努力のいる三年間です。
   
(2)『春』

でてきた芽に水をあげて育てる時期です。積極的に仕掛けをしていくと夏になって大きな実を結ぶようになります。人間関係も広がっていきます。

(3)『夏』

この時期には、なんでもかんでもうまくいってしまいます。自分が天才のようにも感じられます。この夏に贅沢して、楽しさ、おろかさを体験しておくと、人間の巾を広げられます。ただし、夏の終わりには、罠が入りやすくなります。目安として、できすぎな話が三つ続いた時は、『これは罠だな』と注意してください。働きすぎても苦にならない時期なので、体をこわすこともあります。次の秋に来たときに、同じようにうまくいくことはありません。ここから、心の切り替えが急に必要になります。

(4)『秋』

冬から始まる四季サイクルの最終章。予想外のことが起こります。スピードダウンしてくると、夏の絶好調がウソのようです。転勤、転職、人間関係の衝突、突然の別れ等。冬春夏の9年間で、自分は何を学んだのかを反省し、次の12年に備える時期です。ここで、予想外の出来事を否定したり、そこから逃げようとしたりすると思考が停止します。その結果、次の12年のサイクルでも、おなじ課題が現れ、また、苦しむことなります。積極的に自分から仕掛けたりするとこの時期は、すべて裏目にでるそうです。

(一度、自分の四季サイクルをエクセルで作って、実際に起きた良いこと悪いことを書いてみて眺めてみると、なるほどなと感心しました。こにたんの場合、12年毎に同じような課題に取り組んでいることに気づきました。なかなか壁を乗り越えられませんでした。課題というよりは、自分の行動パターン・性格の性向・器量による壁かもしれません。若い頃は、何が何だか何がおきてるのかさっぱりわかりません。でも早く、どの時期に好調で何時スランプになるのか自分で知っておくと、何事にも安心して対処できるかもしれません。神様は、すべての人々に良くなるように課題(試練とも人は言いますよね)という試験問題を与えてくれます。これを解かないと、また、次回の12年後に同じ試験問題が繰り返されるようですね。人によって試験問題が違うので、あくまで、自分自身で解かないといけないルールのようです。いつまでたっても、生活が同じと思う方は、ここで、四季占いをしてみると興味深いですよ。)

ちなみに、大鵬、千代の富士、北の海、貴ノ花(先代)の四人とも、この秋に引退しています。


それでは、運命の水晶玉を覗てみましょう。

季節判定

季節判定を使って小泉純一郎元首相のサイクルを見てみます。1942年1月8日生まれです。サイトを開いて、年→月→日を入力します。すると、小泉元首相の四季サイクルが現れます。現在は2008年で秋の時代です。

1999年から『冬』が始まり種まきの季節です。森首相を追い落とそうとした、加藤の乱で(YK←K)、森陣営として大活躍しました。その結果、2001年の『冬』から次の年に『春』を向かえ首相として手腕を発揮されました。2006年は『夏』ですが、すべてがうまくいく時期に次の安部元首相に席を譲られました。絶好調の時に2期の人気も切れ、後進に譲れるというのは、なんという素晴らしい運命なのでしょうか?そして、ご存知のように、2008年『秋1年目』に衆議院議員を辞任されたという、四季サイクルにぴったりあてはまります。

麻生新首相はというと、1940年9月20日生まれ。2005年から2007年は『秋の時代』で、首相になろうと思っても、行動をおこせない時期でした。2008年は、『冬1年目』に突入し、晴れて、首相になれたようです。これから、『春』『夏』と続くので長期政権になるかもしれません・・・? 未来はわかりませんが。

ところで相撲界ではどうでしょうか?白鵬は、1985年3月11日生まれで横綱になったのも、『夏1年目です』。今は絶好調の『夏2年目』です。また、今場所優勝しましました。2年後には『秋1年目』が始まり、力が落ち始めるかも知れません。

朝青龍は1980年9月27日生まれです。これからどうなるか興味深いですよ。まだ『夏』です。体の故障はあっても・・・。案外、相撲以外のビジネスが順調なのかもしれません。

当たるも、八卦よ~い、残った、残った。

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白玉なんか、新宿か銀座の母(父?)になったような不思議な気分でしょう!!!来夢先生が、四季占いを自動的に計算してくれるホームページを無料で開放されています。驚きですよね。

ところで、『裏木戸に・・・』に『占い』というネタがあったでしょう。また、これで一つ活用できますね。
あれ、ここに置いてた水晶玉を銜えて持っていたのはポチかな。ポチをやめて、シロにしたけど、今度はタマにするか?(なにわのこにたん

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<知っていましたか?>

(1)第6話を読んだ人は、第6.2.1回も読んでみてください。少しづつ文章や内容をブラシアップしています。過去の回も、以前読んだ内容を改訂しています。

(2)携帯からも読めます。Blog横のQRコードを携帯カメラのバーコード読み取りで読み込んで、URLに登録すれば、簡単です。電車でも読めますよ。

衝撃

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第5.1.1回目

 残暑で暑かったり、急に涼しくなったりして、風邪を引いている人をたくさん見かけます。皆さん、お元気ですか?なにわのこにたんです。今回は、衝撃の失敗学の紹介です。もう聞き飽きて耳だこだという人も復習のつもりで聞いて、いや、読んでください。
いきますよ。

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畑村洋太郎
『失敗学のすすめ』(講談社)
 ISBN 978-4-06-210346-6
『だから失敗は起こる』(NHK出版)
 ISBN 978-4-14-039460-1
『起業と倒産の失敗学』(文藝春秋)
 ISBN 978-4-16-770002-7
その他著作多数

失敗学

平秀信
メルマガ

いきなり、質問です。

Question:
 人生で失敗する人と成功する人となにが違うか
知ってますか?

そりゃ、もちろん、成功する人は、
(1)知恵があって、情熱を持ち、ポジティブに考え、いつも、天然色の夢を願っている。
(2)素直な心で、人に好かれて・・・。
(3)良い言葉を口癖に・・・。
(4)自然の摂理に従って、清浄心、利他の心、良い粒子・波動。
(5)思ったことを行動する。
だよね?

ほとんどあなた、成功本の大家ですよね。

でも、もう一つ抜けていることがありますよ。

Answer:
 アラブの大富豪の言葉です。
『成功する人は、軽度の失敗の経験を積み重ね、
どうすれば失敗するのかを人の失敗も含めて知っているのだよ。
どこにも、成功する方法のような夢の書はないのさ。
失敗しないことなのだよ。あとは、継続さ!!!』

 この言葉が引き金となり、先輩に貸してた頂いた『失敗学のすすめ』を出発点として、畑村洋太郎の著作を読み漁りました。

 何でいまさら『失敗学』なんでしょうか?

 昨年から、テレビをにぎわせている事件がたくさんあります。
(1)JR福知山線の脱線事故
(2)六本木ヒルズの2つのドア事件
(3)年金事件(使い込み、データベース不備等)
(4)老舗・ブランドの偽装事件(吉兆、産地偽装、牛肉と豚肉偽装等等等・・・)
(5)メラミン入り牛乳

 一体、なぜ、こんなことが起きるかわかりますか。

 数年前にはやった原因と結果の法則というのがあります。でも、本当は、ごまんとある要因(『原因』と推定されるもの)のなかから、『結果(失敗)』が生まれます。この間で、あまり説明されないことは、人間が介在する『行動(プロセス)』があって初めて、事件などが発生します。

 TQCでいう、結果から原因を推定する果因の分析方法があります。そのため、現場、現物、現実ということを徹底して調査することを教わりました。でも、一つ抜けているのです。
(1)現場(現地)
(2)現物
(3)現人(現場にいた人)

(3)の現人(現場にいた人)が本当の原因を知っている場合が多いようです。実は、犯人であったり、真犯人を知っていたりしてね。コナン君。

 よく、事件が起きると、責任追及が(魔女狩り)が最初にマスコミもあげておこなわれますが、それは、2番目にすることです。原因追求が最初に来るべきであると、畑村先生はおっしゃています。責任追及しても真の原因がわからないと、事件は再発します。最近、何度も何度も同じような事件が繰り返されています。テレビでは、一般大衆のガス抜きのために、スケープゴートにされる方もいらっしゃいますし、急に頭の中が真っ白になる方もいます。

 一つの事件の裏には、300の火種がかくされている。(ハインリッヒの法則)
あっ、台所に一匹のゴキブリが・・・。

ここで、ショッキングなお話。

 橋は1847年から30年ごとに崩落している。大きな米国のタコマのつり橋が、たった数ヶ月で大きく波打ちながら崩落していくショッキングな映像を見られた方もいらっしゃると思います。2007年にも米国の高速道路の橋が崩落しました。最近多いので、周期が狂っているかも知れませんが、次に大きな崩落が起きるのは、2030年だとの話です。ことわざにあります。『石橋を叩いて渡りましょう。』

もっと、恐ろしい話。    
 原子力発電所は、20年ごとに事故を起こしている。米国のスリーマイル島、旧ソ連のチェルノブイリなどまた、日本ではJCOの悲惨なお話*を思い出します。チェルノブイリは、原子力発電所の原子炉が爆発し、原子力発電所の建物は約60秒で、崩壊しました。設計上、操作ミスの話は、長い間隠蔽されてきました。次は、2020年に大事故が発生すると予測されています。温暖化で建設が加速されている原子力発電所か、北朝鮮辺りが、怪しそうですよね。10年たてば、部分最適のための効率化でマニュアルが改竄されたり、操作ミス等で事故が起きそうです。

*2-3名の方が放射能被爆で命を落とされましたが、暴走を止めるために志願され殉職されたようです。プロフェッショナルの鏡ですね。

 なんだか、科学や技術の失敗ばかりだけれど事件の(3)(4)(5)は、経営とかの失敗じゃないの?

 なかなか、あなたはいつも、鋭い指摘をしますね。ワトソン君。


ワトソン君

『起業と倒産の失敗学』にどのように、起業が倒産するかを10種類くらいに分類されています。100億円くらいの売上になると起業は、つぶれるケースが多いそうです。倒産の原因が、急激な事業拡大、経営効率化等のためや、偽装を隠したりする例だけではありません。経営者が、人の意見など聞かない人だったとか、自身を持ちすぎて失敗を事実として認めないとか、また、『世のため人のためという意識が強すぎ』て倒産した企業もありますよ。結局、経営は風林火山のように全体のバランスなんでしょうか。どこにも、失敗の神様が潜まれているようです。地雷を踏まないようにしないと。

この『失敗学』の話を書くと、10話位になりそうですので、またの機会に続きを掲載します。あまり、長く続けると皆様が飽きて、失敗するかもしれませんので・・・。(何に?)

え、何ですって。その後ろで立読みしている人。事件(2)の六本木ヒルズ『2つのドア事件』て書いてたけど、1つは思い出したけれど、もう一つでなんだっけ。

それは、回転ドアとライブドアの事件ですよ。ほら、技術と経営の二つの話しでしょ。

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シロ成功の本は多々あります。でも、失敗学の本はこの先生だけです。あれ、ポチを洗ってやったら、白くなっちゃた。ポチをやめて、シロに改名するか?(なにわのこにたん

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住宅はATM(増補版)

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第4.4回目(増補版)


リーマンブラザーズが倒産し*、世界の株式が大暴落後、乱高下しています。心配ですよね。こんにちは、なにわのこにたんです。米国では、金融資産に動産、不動産の区別は無く、住宅も金融資産の一つという位置づけです。『住宅はATM』とも言われています。住宅価格が上がり、担保価値も上がると、借入との差額に対して新たな融資や、キャッシュを引き出すことができるようです。今回は、世界の経済についての本の紹介を行います。

*社員が大きな箱を持ち出しているのがテレビで映っていましたが、不正行為で告訴されるような書類は、個人で持ち帰り処分するという見方もあるそうです。ICTの発達した米国で、個人所有のものが、あの箱一杯になるとは考えにくいと思います。みんな、PCかメモリースティックに入れて持ち出すような気がしますよね。昔、大蔵省が財務省になる頃、官公庁の方が引越しのために、大量のダンボール箱を持ち出していたテレビの一コマを思い出します。これから大掛かりな民事・刑事裁判が行われる前の対策でしょうか?
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お金

ハリー・S・デント/ダイアモンド社
『バブル再来』

ISBN-10: 447860049X

ISBN-13: 978-4478600498

ハリーデント

バブル再来

 

エドワード・チャンセラー/日経BP社

『バブルの歴史』

ISBN-10:4822241815

ISBN-13:978-4822241810


大前研一/ビジネス・ブレークスルー出版
『マネーハザード金言集』

ISBN-13: 978-4930774057

ASIN: 4930774055

大前研一


田中宇
『国際ニュース』

田中 宇
-リーマンの破綻、米金融の崩壊

-銀行破綻から米国債破綻へ?

-全ての不良債権を背負って倒れゆく米政府

 

リチャードビトナー/ダイヤモンド社
『サブプライムを売った男の告白』
ISBN:9784478005897


さて、経済の質問です。
現在、全世界のGDPはいくらでしょうか?
ざっくりと6000兆円と言われています。(いずれ、1京円となります。普段使い慣れない単位ですが、1兆円の1万倍です。)2008年の推定では、米国が1500兆円。日本が500兆円。EUがなんと1800兆円だそうです。中国が現在400兆円で、2010-12年ころには日本を抜くと予想されています。米、欧、亜と3局の経済圏となりつつあることがわかります。

ところで、自由経済社会において景気を左右するのは、何だと思いますか?


GDPの増加率と考えれば、国内消費、等々です。いろいろな説があります。
GDPの定義は、分配と支出の2点からすると、以下のようになります。


・国内総生産=雇用者報酬+(営業余剰・混合所得)+固定資本減耗+(生産・輸入品に課される税-補助金)
・国内総支出(国内総生産)=民間消費+民間投資+政府支出+(財貨・サービスの輸出-輸入)

(1)雇用率のアップ
(2)給料のアップ
(3)消費の増加


しかし、(1)から(3)は、すべて現象であり、真の原因ではありません。

20年前、ハリー・デント氏の理論は相手にされませんでした。しかし、景気の先読みと呼ばれる株価は、見事に理論と現実が一致しました。彼は、米国のブラックマンデーは最初の谷であり、2010年のピークに向かい米国の景気は増加の一途をたどる事を予測しています。世間の冷たい目を尻目に、2001年のITバブルをへて現在に至っています。


ところで、彼の理論によれば、景気を左右するのか以下の三要素です。

(1)人口(人口統計学)
(2)技術(自動車産業、ITといった基幹となる技術)
(3)気候

(1)人口(人口統計学)
人生で最大に消費する世代は46-7歳である。(日本では40-47歳とづれているそうですが)米国では、第一次ベビーブーム世代が47歳になったのは、1980年代後半になります。第二次ベビーブーム世代が47歳でピークを迎えるのが2010前後までと言われています。それ以降、突出したベビーブーム世代はありません。よって米国で最大の好景気になるのは、われわれの世代では見られないことになります。米国は、日本と同じ、長い10年の不景気(デフレ)に突入すると予測されています。(あたらないように、願っていますが・・・。)一方、日本の第二次ベビーブーマーの最大消費期を迎えるのが、2010-2020年とのことです。好景気を期待しています。少子化が問題視されていますが、人口減少は日本の歴史上5回ほど繰り返されているようです。今年は、結婚率も出生率も上がる予想が出ています。

(2)技術(自動車産業、ITといった基幹となる技術)
1910年代のパターンと20世紀-21世紀で同じパターンが繰り返されています。T型フォードから始まる自動車産業のパターンとIT産業の成長カーブ(S字カーブ)は酷似しています。S字カーブは、技術の盛衰のパターンと景気のパターンにも影響を与えています。ITのたちあがりは1980年で30数年のサイクルで終焉を迎えるとのことです。2008年に今のITはS字カーブの飽和時期にくるそうです。携帯を中心とした新たなICT産業の萌芽が目に付くようになっていますが、すでにアメリカでは携帯浸透率が90%であり、技術の衰退が予想されます。全体の景気のパターンは70-80年毎に繰り返すそうですので、人の一生の期間と考えればうなずけます。歴史、特に経済史を勉強していないと、自分の前で起きている現実が理解できないものです。バブルの歴史という本がありますが、チューリップバブル、南海泡沫、等々人類はバブルが大好きです。10年すると人は前のバブルを忘れるので、10-20年周期で大小さまざまなバブルが発生しては壊れていきます。

(3)気候
太陽の黒点サイクル(11年)、現在では、温暖化は大きな要因ですが、この本には、詳細な説明はありません。

ところで、格差のことが深刻な話題となっております。ローレンツ曲線、ジニー係数という代用値が有名です。ジニー係数が高いのが、先進国では、アメリカ、イギリス、日本です。共通しているのは、大胆な構造改革を行った国であることです。イギリス、日本、(韓国も)も規制緩和、グローバルスタンダードへの移行に伴い、銀行、不良債権が一掃され、多くの会社が外資系の会社にかわりました。(いわゆるはげたかファンドです。)日本の構造改革は、韓国型を目指しました。その構造改革を行った前々韓国大統領(金大中氏)は、『韓国は構造改革には成功したが、ほとんど海外勢に買われてしまった』と言っています。日本でも、同様なことが銀行で起こりました。経済の建て直しに、外資の資金力が必要悪となっていますが、政府の発表とは裏腹に、一般の生活ではデフレ傾向はまだ続いています。石油高で、不景気のデフレから不景気のインフレという最悪の状況に移行するかもしれません。(スタグフレーション)

現在、投資資金は約6000兆円といわれています。日本の金融資産が1400兆円ですから、世界の投資に回る資金は創造を絶するものです。ヘッジファンドだけではなく、オイルファンド(原油高で得られた余裕資金)、国家ファンド(中国・シンガポール等)が世界の投資先を探しています。日本の株式市場は平均一日3-4兆円。世界の為替は約300兆円動いているといわれています。(為替は貿易での決済のように実需をベースとしていますが)ちなみに、日本の国家予算は表向き80兆円です。でも裏側を考慮するとなんと200兆円もあるそうです。

現在、米国の主張する『市場原理主義』(市場で起きることに政府は介入しない)が上記の資金力の力配分を見ても、もはや機能しにくくなっています。経済の見えざる手が働かなくなってきています。ノーベル賞をもらった金融工学のブラック・ショールズをご存知ですか。現物の資金がなくても、巨額の取引を先物、オプションなどのデリバティブのシステムで可能にした人達で、自らLTCMに参画しましたがエンロンと同様に反映から没落の道をたどりました。ご存知のSOX法成立の起爆薬となりました。

この16年、クリントン大統領が米国の経済活性化、反映をもたらしましが(経常黒字化)、しかし、ご存知のように、ブッシュ大統領はすべてを取り崩し、平行してニクソン大統領の掲げた世界権力の分散化(局地化)を進めつつあります。
相場(株式等)はゼロサムゲームです。(実際には、手数料が必要ですので、マイナスサムです。)常に勝者が敗者のお金を取るといく争奪合戦です。勝者にとってお客様は敗者です。もっとも常に勝つのは、手数料を得る株式取引の会社ですが。(ネット取引で最近はビジネスがむずかしそうですが)金融工学により、市場規模の拡大で、儲けと同時に損失も増大しています。現物と信用取引というモデルに金融工学による売買が可能になってから、世界で動く投資額は、実態はないが、巨大になったわけです。
相場というのは、絶対的でない場、すなわち相対的な場から相場となったそうです。すなわち、絶対的な価値は無いものに後講釈がつくわけです。相場とは、『巨大な人の塊』です。よくセンチメントといいますよね。実際の景気だけでなく、心理的にも動くので、振れが大きくなるわけです。中国の上海市場や香港市場の動きが激しいことをみれば明らかです。
株や債券の配当は、少なくとも国、公社、会社の利益から得られるモノですので、特に配当性向をみればごく普通の銀行預金の延長線上にあります。
年金運用(401K)は、政府や会社が受益者に投資の責任を強いるものです。株式と債券を熟知することが、世界的にみて主流で、どちらがより収益を確保できるかを見極める能力が要求されます。欧米の一般の人でも普段から勉強しています。日本人はお金の話題はタブーに近いので、学ぶ、教える習慣が普及しませんでした。泳げない人をいきなり海で泳げといっているような気がします。相場でコンスタントに勝てる人は統計的にみて5%もいないということですので、常勝は難しく、儲けていたとしても、時間的なずれによる暴落による調整が必ず来ます。世界中の会社の年金運用者が戦って、勝者がいれば敗者もいます。不思議な仕組みですよね。

追加)

今回のサブプライムローン、原油の高騰と暴落、リーマンの破産等がある大きな流れの一つ一つであると考えると、今、オプションやデリバティブのような巨大なマネーレバレッジ(てこの原理です)の崩壊が始まったのかも知れません。これと同時に、ハリーデントの予測にあるように、2010年(少し早まるかもしれませんが)から暗黒の10年が米国で始まる予兆かもしれません。世界のハゲタカが、米国に向かいます。日本で起きたように。その時、日本を世界が見ていたように、今は、日本が米国を冷静に眺めるときが来たようです。

『金融911以降、乱高下を繰り返す株式市場ですが、米国の金融救済は最大1兆ドルに膨れ上がる可能性があります』が、それほど深刻なようです。『救済策として、当初構想の5000億ドルから、20日に議会に提示されたときには7000億ドルに増えた』そうです。これは、『米では毎年の軍事費が5000億ドルですが、軍事費以上の国家予算』となります。いかに巨額であるかが創造されます。異常ともおもわれた他国への戦争という巨大な公共投資が、今、国内の終戦処理(累積した赤字)に取り掛かろうとしているように見受けられます。下院で一度拒絶されましたが、法案修正後可決されました。それにもかかわらず、ダウは157ドル下がりました。まだ、市場は失業率の増加等疑念があるようです。ハリーデントの予測のように闇の10年にこのまま突入するのでしょうか?90年前の大恐慌をもとに検討された対策は、ジャブジャブと通貨を印刷しまくり、市中にマネーを供給していくのが結論だったのですが・・・。

米国の株式が急激に上がった本当の理由は、『新政策への好感よりも、先週9月19日から米当局(SEC)が開始した、800銘柄の金融株の先物売り禁止策によって、金融株の下落が抑止されている影響の方が大きい。この抑止策は2週間の時限政策で、もしかすると4週間に延長されるかもしれないが、いずれの場合でも、抑止策が切れた直後、株価が暴落する恐れがある』ようです。10月以降は、危険かもしれません。(9月30日にすでに大暴落してしましました)救済策は、米国債の発行依存性が大きいですが、現実的に誰が買うのでしょうか?米国債の最大保持国である中国も手を引きそうです。GDPに対するドル(印刷で作られた紙幣・米国債)は、他国に比較して、50%から100%位供給が多いのが現実です。ドルの急落も視野に入れたほうがよさそうです。1ドル79円という時期もありましたが、ひょっとしたら、1ドル50円位も頭の片隅に入れておいたほうが良いかもしれません。(あくまでも、こにたんの私見です。あたらぬも八卦・・・。)ご用心を!!!

今、世界がかつて無かったパラダイムシフトの時期に来ているようです。共産・社会主義→資本・自由主義→次の新しい政治・経済システムへの到来なのかもしれません。最近特に目につく官公庁の不正、企業の偽装等、次の素敵な時代への膿出しでしょうか?日本財界でのもっぱらの噂です。

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窓犬役に立ちましたか?経済の話しは硬くて面白くありませんが、ご紹介した著者・著作は、シンプルに現在起こっている経済状況をわかりやすく説明しています。過去の予測が現実に起きて合致している評論家や予測者は、まず世界でもほんの数人です。念のため、今回の情報により個人の投資判断により損失を被っても、こにたんは一切補填いたしませんのであしからず。

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怖~い話

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第3.1回目

前回はたくさんの方に立ち読みコーナーへお立ち寄り下さいまして、たいへんありがとうございました。思わず、筆(キーボードかな?)をふるって、継続、継続と鞭打つこの頃です。涼しくなってきました、読書の秋。食欲の秋。こんにちは、なにわのこにたんです。こにたんは、実は、理系です。そこで、今回は、怖~いお話を一つ。 何が怖いかって?温暖化の根本的な疑問と5次元の世界の本の紹介です。なんだ、硬いはなしじゃないか!!!

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『不都合な真実』

アル・ゴア/ランダムハウス講談社

ISBN-10: 427000181X

ISBN-13: 978-4270001813

『環境問題はなぜウソがまかり通るのか1,2』

武田邦彦著/洋泉社

ISBN978-4‐86248‐122‐1

ISBN978-4‐86248‐182‐5

『“環境問題のウソ”のウソ』

山本弘著/楽工社

ISBN978-4‐903063‐16‐4

 

(1)温暖化での疑問

確実に地球の気温は上昇しています。それも、産業革命からだそうです。二酸化炭素の排出量をなんとか先進国だけでも下げなくては。海面の上昇も防がなくては。そして二酸化炭素排出権も売買しなくては。(ヨーロッパでは既に盛んです。)でも、疑問が2つあります。


①北極の氷が解けて、海面上昇は起こるの?

南極の氷小・中学生の時でしょうか、『氷が浮かんでいる状態で氷が溶けたら水面はどうなるのか』というテストがありました。水面が上がると答えた人は不正解です。溶けても、氷の水面下の部分と同じ体積になるので、『水面は上昇しません。』白熊君はこまりますが・・・。北極の氷が解けるショッキングな映像は、海面上昇とは関係ないと思われます。なんで大騒ぎするのでしょう。その代わり、メリットがあります。北極航路が開通しますし、カナダ沖の海底油田の発掘が可能になります。
しかし、陸上にある氷河が溶けると、確実に海面上昇が起こります。南極には2,403立方キロ、グリーンランドには260立方キロの氷がありますし、地球上の99%の氷は氷床と氷河で占められ、そのうち90%が南極にあります。こちらの方がよっぽど恐ろしい話なのに、何故かマスコミはアピールしません。いままで、ゴア元副大統領も強調していなっかたような気がします。(もっとも、最近やっとNHKで放送していましたが・・・。)南極付近の海水が温度上昇しても、南極大陸に上陸した水蒸気は、マイナス50度Cの冷気に冷やされ、大陸上では氷となるそうです。ですから、ある程度の温暖化では南極まわりの海面は、高くなるどころか、低くなるそうです。ほんとかな?ある臨界点を越えると、さすがに海面上昇が加速するそうです。
地球全体で考えると、海水の冷却効果がありますよね。地球が暑いので、自分自身を冷やしてると考えると自然ですよね。まさに天然のクーラーですよね。温度調整に時間はかかりますが、温暖化といたちごっこです。海水のほうが、陸地より体積膨張率が高いために、地球があったまると、海水が膨張して、海面が上昇するというのが、IPCC(世界の温暖化に関する協会)の正式見解だそうです。テレビで報道されていることとは、違いますよね。

②温暖化を加速する炭酸ガス層はどこにできるの?

重さの比較として、二酸化炭素の分子量は44、空気は29(酸素、窒素の混合気体:空気はふくとおぼえたような記憶が・・・)と比較すると、二酸化炭素のほうが空気よりはるかに重く、地面に近くに存在するはず。オゾンのように電離状態でなければ・・・。ほら、ドライアイスが解けるときに白い気体は、上ではなく、下に広がっていきましたよね。冷たいからかもしれません。また、気体の状態では、状況が変わるのかもしれませんが。

金星は二酸化炭素に覆われていて保温が効くため、太陽の熱を蓄積し、高温となると聞いて言います。考えてみると、二酸化炭素が増えると、地球の温度が上がるのでは無く、化石燃料を燃やすと温度があがり、二酸化炭素が増える。よって、化石燃料の使用を制限すべきだと思います。しかし地球自身がエネルギーとして封印してきた石油や石炭のパンドラの箱を、人類が百数十年前に開けてしまったことに端を発して色々な環境汚染や異常気象が発生しています。もう、元に戻れないのかもしれません。

炭酸ガスのシビアーな計算はするものの、輸送等から発生する炭酸ガスの量が計算から無視されたり、古紙や再生品を作る際のエネルギーが総合的に計算に入っているのか?等等の疑問がわきます。きっと、部分的には、論理的には正しいのでしょうが・・・。

砂漠化も含めてもっと植林に力を入れて、炭酸ガスを酸素に換えるのが一番クリーンだと思います。この植林説をずっと信じていましたが、現実はそう単純ではなさそうです。木は、若い頃には成長のために炭酸ガスと取り入れて、酸素を排出しますが、成長しきると、人間と同じように炭酸ガスの方を多く排出するそうです。木はたくさん植林して、成長が止まったら伐採して、また、植林するというサイクルが効果的だそうです。

最近は不思議なことに、バイオ燃料が話題になったり、二酸化炭酸の排出権も議論されていますが、まるで大きなビジネスチャンスを仕掛けているように見えてしまいます。大エネルギー戦略なのでしょう。食料不足・家畜の餌不足なのになぜそのほかの植物を使わないのか?おかしいですよね。穀物の値段を吊り上げるのと、先物市場(バイオ燃料)をつくりだすとおもいます。二酸化炭酸の排出権も数字的にきれいですが、排出量を自分で規制するという努力が欠けています。言うのは簡単で、難しいとは思いますが・・・。二酸化炭素が原因で温暖化になってるという理論は、まだ、実証されていないようです。太陽の黒点説や諸説が色々あります。炭酸ガスの濃度も、地球的なスケールで見れば、上がったり下がったりしているようで、そのときに石化燃料を使っていませんでした。原因も確定しないのに、何でこんなに対策だけを急ぐのでしょうか?

一方、石油資源は、2030年には枯渇するといわれています。天然ガスを考慮にいれても2050年くらいでしょうか。ゴア元副大統領は、2100年になったらという話ですが、前提条件が全く違うようです。よく、『不都合な真実』を読むと、大西洋の海流が温暖化により、流路が大きく変わり、寒流がヨーロッパ大陸に流れ込み、ヨーロッパが温帯から冷帯に替わる危険性があると書かれています。海面が上昇するとか、地球の平均気温が上昇すると信じていましたが、そんなに単純な現象ではないようです。

過去を振り返ると、1970‐80年台に『ローマクラブ』が活躍しました。覚えていますか?(生まれてなっかた人はすいません。)数年のうちに石油が枯渇すると発表してパニックになりましたが、IPCCのような大きな組織では無く、小さな団体であったようです。結局、うそだったのか、予測の精度の問題だったようで、実際なにもおこりませんでした。うわさでは、フリーメイソンが後ろ盾ではないかとの説もありますが・・・。

サッカーでの上海暴動を覚えていますか?某社の駐在員に事件当時どんな状況なのか聞きましたが、特に上海は平静で一部の地域で起こったのではないかとのことです。中国全体で日本に対して暴動が発生しているように見えますが、一部で起こっていたそうです。それが証拠に、現在、中国は親日になってます。何かへんですよね。オリンピックの観客と同じように、政府がお金をばら撒いて暴動を裏で作り上げたともまことしやかに噂されています。また、アポロの月着陸のあの風にゆれる合衆国の国旗を思い出します。月面上には風などないと知っているのに、映像とは瞬時に信じてしまうのが恐ろしいものです。

ニュースは事実の報道であるが、画面上での事実である。焦点をあてているので、その事実が、ほかの場所でも事実であると勘違いする。また、テレビ番組のプロデューサーは、見る人の興味のあることにしか焦点を当てない。

納税額日本一の斉藤一人さんは、テレビというのは、『身近にいる化け物』といっています。受動的になり考えなくなることと、番組の内容に洗脳(いい意味も悪い意味も)される危険性があると指摘しています。広告もそうですよね。例の振動してやせる装置・・・。うーん、買ってもやせなか・・・・・。テレビを見て、愛犬ポチは尻尾を振ってやせようとしているようです。

愛犬ポチ

 

 

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温暖化について書きすぎましたが、次は『5次元の世界』の話です。理論物理を専攻した方は、あまりに稚拙な内容なので、読み飛ばしてください。

出展は、
(1)科学雑誌Newtonの2008年1月号
『宇宙は5次元?10次元?次元とは何か?』

(2)Lisa Randall(リサ・ランドール)
『ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く』
 日本放送出版協会 ISBN 4-14-081239-7
『リサ・ランドール異次元は存在する(NHK未来への提言)』
 日本放送出版協会 ISBN 4-14-081216-8

(3)白石 拓著
 まんがでわかる『超ひも理論』
 株式会者 宝島社
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 難しいことは、やはり、日本人。漫画が一番。おすすめです。


理論物理学では、10次元の世界がホットな話題です。

①1次元(時間軸)
②3次元(縦横高さ:われわれのみえている世界)
③6次元 (微小な世界で、われわれが見えない世界)
①+②+③を足して、10次元です。ただの足し算か?

③はプランク数(10のマイナス35乗メートル)のようにナノよりはるかに小さい世界の存在が予測されています。まだまだ、人類はナノの世界を見つけたところです。

今、①+②+③の一部を足して、5次元の世界が議論されているそうです。超ひも理論からして、10次元にならないと完璧でないそうです。SFではありません。

(ア)アインシュタインの一般相対性理論
==>
宇宙の巨大な世界

(イ)ドブロイ・シュレージンガ-・ハイゼンベルグ・プランク等の量子力学
==>
ミクロの素粒子の微小な世界

(ア)と(イ)の矛盾した理論を統合するのがカルツアー・クラインの『超ひも理論』といわれています。紐をルーペでみると一次元だが、もっと良く見ると三次元となっている。見えない世界が存在するようです。

電子と陽電子のように、SF的な考えですが、理論的には予測できるそうです。ブラックホールにホワイトホール。そして、ワームホール。うーむ、頭が痛い。

光量子トランスポテーションといって、瞬間移動(スタートレックの世界、エナジャイズ)が20世紀末に実験で確認されました。将来、人間が瞬時に移動もSFではなく、実現する可能性があります。でも、21世紀以降だそうです。まー、ドラエモンでも見て楽しみましょう。


理論だけでは面白くありません。実験のため、スイスジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究所(CERN)の地下100mに巨大加速器LHCが建設されました。実験用ループが東京の山の手線の長さ(27Km)と、とてつもなく大きい加速器です。陽子を正面衝突させ、宇宙の始まりである「ビッグバン」直後のような巨大エネルギーを作り出します。5次元の世界の存在を確かめようとしています。2008年9月まさに今、実験は始まりそうでしたが、冷却器の事故で来年の春に本格実験に取り組む予定です。電磁気力よりはるかに小さい重力の謎がとけるかもしれません。5次元へのアセンドの始まりでしょうか?

でも、一説には、ミニブラックホールができて地球を丸呑みするのではと、実験に反対している人もいるとか。まず、海水がスイスまで吸い上げられて、洪水がおこりノアの伝説が甦るかも?SF的ですが、怖~いお話です。

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ポチがワープしたここまで読んでくれた方には、多謝!!! 硬すぎましたか? でも、夢とかロマンを感じませんか?今回から、犬(ポチと命名)をブロッグ上で飼うことにしました。餌も散歩もいりません。あれ、ブロッグ書いてたら、ポチがワープしていなくなりました。ジュネーブへ旅立ったのかな?なにわのこにたんでした。

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秘密

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第2.1回目

晴れたと思ったら雨が降ったり、雷が落ちたりして、(上司ではありませんよ・・・)日替わりランチのような天気が続きます。お元気ですか?なにわのこにたんです。今回は、見ず知らずの人とお話をするときの、とっておきの秘密をお話します。え?本の紹介や評論の解説じゃなかったのかって?第1回目に書いてあったじゃない!!!
ま、固いことは抜きにして。もう、早くも第2回目から脱線です。

 

----------------------------<言葉の紹介>----------------------

セールス

あなたは、お話が好きですか?はっきり言って、こにたんは普段から話し下手で、できれば、話したくないタイプです。営業の方や夜のご商売の方がよく見ず知らずの人としゃべれるなといつも感心しています。その人達には、そう、秘密の言葉があったのです。

 

 

『キドニタテカケセシイショクジュウ』

ナンデスカ?ソレ、ワカリマセ~ン。

それでは、

『木戸に立てかけせし衣食住』

ますますわかりませんよね。

この言葉だけで、1時間くらいは、平気でしゃべれるようになりますよ。

『木戸に・・・』は、話題の頭文字をとったものです。

キ = 気候、
ド = 道路(道楽)、
ニ = ニュース、
タ = 旅、
テ = テレビ、
カ = 家族、
ケ = 健康、
セ = 生活、
シ = 趣味、


どうやって使うのかって。
以下は、こにたんの例です。

キ = 気候、季節==>最近は、暑くって雷の多いへんな天気ですね。
ド = 道路、道楽==>ブロッグに凝って、立読みコーナーを書いてます。
ニ = ニュース===>米国の大統領選挙は楽しみですね。特に女性副大統領候補は。
タ = 旅======>この前、関西の実家に帰ってきました。
テ = テレビ、天気=>やっと北京オリンピック以外の番組が見られてほっとしてます。
カ = 家族=====>最近、ペットのポチが家族の一員になりました。
ケ = 健康=====>メタボ検診からはやく開放されなくっちゃ。
セ = 生活=====>野菜が最近高騰して、ほうれん草が高すぎますよね!
シ = 趣味=====>実益のある趣味が好きです。う~ん?
衣 = =======>カラット揚がった天婦羅の衣は・・・。(違います)紺系のスーツが好きです。
食 = =======>こにたんは何か変わった食べ物が好きですね。
住 = =======>最近、地価が少し下がってきましたね。

てな、具合です。

みなさんも、以下のように練習してみてください。


(1)木戸に・・・を空で暗記する。海で覚えると、おぼれてしまいます。(年になると、なかなか覚えられません。)
(2)頭文字は何の話題かを思い出す。
  (結構、簡単ですが「カ」とか「二」とかが思い出しにくいです。蟹を食べるとしゃべれなくなります。)
(3)相手を特定(創造ですか?)して、一環したストーリを作る。
   (暗い話題は避けること。明るく、明るく、(口)走るのよ:これ知っている人は物知りか、すでに青春を謳歌してしまった人です。)

恋

試してみてください。全くの知らない相手でも、気候の話から衣食住まで、共通の話題です。相手に答えてもらうことから、会話が始まります。早く、相手の心の壁をとってしまうこと。コーチングのテクニックです。あなたは、明日から、お話の達人、恋の達人(?)です。

 

 

誰です、これしかないのかって。もう、意欲的なんだから。

大丈夫。まだまだありますよ。地方によっても、違うバージョンがあるようなんで。

(1)裏ネタ、裏話、生まれ月、占いを加えて『裏木戸に立てかけせし衣食住』

  これ、結構いけてますよ。五七五調でとても覚えやすい。(五でやたら犬のように吠えないでくださいね。最近三と五は癖になってきました。)七七は、『富士の高嶺に雪は降りつつ』(意味はありません。富士の高嶺~に降る雪もだと歌になります。京都先斗町の裏木戸に・・・。この辺でやめます。際限がなくなるので。)覚えやすい節回しを考えていると、何故か、電車を降りたら隣の駅でした。(涙)

(2)頭文字の話題を増やす。
   ①ド = 投資、都市、
   ②タ = 体験、タレント(知ってるユニットならなお受けるよね。NEWSとか。)
   ③テ = デジタル
   ④カ = 会社
   ⑤ケ = 景気、血液型(同じ血液型だと、絶対うけます。違っても話力でカバー)
   ⑥セ = 政治、世界、戦争、星座占い(4ヶ月、120度が狙い目?)
   ⑦シ = 情報、社会、秘密(関東だけで理解される。)
   ⑧衣 = 医
   ⑨食 = 職

3)『木戸・・』+デエス
   ①デ = デザート(女性向。マカロンとか焼きドーナツとか食べたいな・・・)
   ②エ = 映画(なんでこれがなかったのでしょうか?)
   ③ス = スポーツ(体育会系向き。オリンピックとか野球とか、最近は相撲だよね・・・)

(1)から(3)を集めたら、

『裏木戸にたてかけせし衣食住でえす』(字余り)

となります。

誰ですか、もひとつとっておきの、『セ』があるの知っている人は・・・。

皆さんの覚えやすいバージョンを作ると良いですね。Good luck!!!

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ここまで読んでくれた方には、感謝します。『こんな話は常識だよ』とおっしゃるあなたは、本当に通ですね。でも、もっとすばらしい話題は何か知ってますか?

こんなの知ってる?『裏木戸に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

今日からあなたは、3時間くらい、知らない人とおしゃべりする運命に陥りました。でも、忘れず『今日の言葉』を読んでください。次回は、『夏は終わったけれど、怪談よりもっともっと怖~いお話です。』

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『今日の言葉』

聞き手を置いてきぼりにしない。

聞き手が不愉快感を示しているのに、話し手自身が自己満足していて何になるのだろう。自分の最良の聞き手が自分というのは、まことにばかばかしいことだ。話し手と聞き手を同時にこなそうとしてはいけない。

バルタザール・グラシアンの賢人の知恵より(正しく生きるな、賢く生きよ。)

やっと、脱線から抜け出しました。

 

 

脱線

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第1回目
はじめまして。『なにわのこにたん』で~す。本を読んだり、本の紹介・評論のホームページを見たりするのが好きです。本好きだけど時間がない人にはお勧め。私、著者と関係なく、第三者として意見や解説をしていきます。時には、脱線することもあります。ブロッグを書くのは慣れませんが、頑張って継続していきいます。今回は、今後紹介するメールマガジンやホームページの簡単な紹介をしていきます。

注1)文中の★マークはお勧め度です。ひねくれてなければ、五つ星が最高。ホテルのグレードからきています。ところでミッシェランは、そう、最高三ツ星です。ただし、こにたんの評価ですので、絶対評価ではありません。ご注意を。

------------------<本の紹介>-----------------------------
1)ビジネス選書&サマリー(★★★★★):藤井事務所
ビジネス選書&サマリー

<一週間に一冊のビジネス本の要約を提供しています。毎金曜日にサマリー版がでています。詳細の要約は月500円程度で提供しています。残念ながら、本の著作者との取決めで転載はできませんでした。残念ですが、本のタイトルと藤井事務所の書評をつけていくことにします。

(2)「社長が読むべき今月の4冊」(★★★★☆)
今月の4冊
注目すべき本の要約を朗読で提供しています。(CDです)忙しい人には重宝がられて、もう3-4年以上続いているそうです。編集者は10-20冊/月読んで、読む価値がある本について、音声化しCDを送付しています。購読すると月3000円かかるので、ホームページでビジネスの良書タイトルを眺めるのも一策ですね。

(3)「日経ブッククラブ」(★★★☆☆)
日経ブッククラブ1
あまりに一般的ですが、日本経済新聞社の取り扱う書籍が配信されてきます。時たま、これだと思う本が見つかります。でも、日経ですよね。内容が硬~い。

-------------------<時事評論の紹介>---------------------

(4)SAFETY JAPAN メール(★★★★★)

SAFETY JAPAN
政治、経済、経営が好きな人向き。有名なコラムニストがその時点でのトピックスを解説しています。マスコミ情報と全く逆の意見を言うので、覗いてみる価値があります。考え方は千差万別です。日本の常識は、世界の非常識。良いか悪いかは別にして・・・。
◇[コラム]大前 研一氏
(ご存知、世界で五指に入るオピニョンリーダー。意外ですが、日本より世界での評価が高い。最初に英語で著作が出版して、1-2年後に日本語に翻訳されることもあります。)
◇[コラム]森永 卓郎氏
(年収300万円でおなじみの経済評論家。統計データを駆使して持論を展開します。日本政府が増税するための論理である日本破産説を見事に覆します。)
◇[コラム]小山 昇氏
(2000年にIBMとならんで、日本経営品質賞を受賞した株式会社武蔵野の社長。仕事の取り組み方がかわるかも。)

5)田中宇の国際ニュース解説(★★★★★)
田中宇の国際ニュース解説
この人の名前である『宇』が読める人は通ですね。『さかい』と読みます。漢和辞典にも読み方が書いていなくて、『う』なっていました。意味不明です。大阪府の出身かそれとも、引越し屋さんでしょうか。これまたわかる人は、相当の関西通です。
本論ですが、さまざまな新聞・雑誌等の記事を基にニュースを解説しています。もともと、ホリエモンが推奨していたメルマガです。私が購読して感じたことは、新聞の社説に比較して、第三者的でデータ分析が鋭く、そこから導き出される結論にはうならせられるものがあります。

ビルの爆破例えば、地球温暖化は事実ですが、この裏に原子力発電設備を米国が他国に売りつけて、産業の再活性化を狙っているようです。二酸化炭素排出権の販売などまるでISOが世界を席巻しているように商売上手としかいいようがありません。(真実はわかりません)米国の貿易センタービル(9.11)も、鉄骨が熱で溶けビルが崩れたのではなく、(飛行機の燃料では、鉄は溶融しません。なぜ、高温のコークスが使われるかを考えると簡単です。)古いビルの解体で有名な支柱の爆破のような崩れ方であり、なんらかの陰謀が感じられます。国際ニュースを読んで、名探偵コナンになろう。というふうに、解説が長いのがたまに傷ですが、日本語版では、音声で聞くことができます。韓国語・中国語にも翻訳されています。時間のある方は、ホームページにアクセスしてみてください。きっと見ている世界が180度変わりますよ。

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ここまで読んでくれた方には、まず感謝します。やっぱりずっと、座り読みですよね。第1号ということで、張り切って各サイトの一言コメント・一口情報をお送りしました。え?面白くなかった?本当は、第2号の方が面白い記事が待ってるんですよ。最初から飛ばすより、徐々に加速していきます。(なにわのこにたん

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